% 例題I5.1.4:四分位数と箱ひげ図 (One More)★★
次のデータは,ある人が過去12ヶ月間に記録した1ヶ月の歩数(万歩)である.このデータの箱ひげ図をかけ.ただし,外れ値がある場合は,外れ値を示して箱ひげ図をかけ.$$2.3,2.8,2.5,3.4,2.9,4.2,3.7,3.0,4.6,4.8,5.0,7.5(\text{万歩})$$
% 解答(例題I5.1.4)
与えられたデータを小さい順に並べると,次のようになる.$$2.3,2.5,2.8,2.9,3.0,3.4,3.7,4.2,4.6,4.8,5.0,7.5$$したがって,最大値は7.5万歩,最小値は2.3万歩 第1四分位数は,$Q_1=\frac{2.8+2.9}{2}=2.85 (\text{万歩})$第2四分位数(中央値)は,$Q_2=\frac{3.4+3.7}{2}=3.55 (\text{万歩})$第3四分位数は,$Q_3=\frac{4.6+4.8}{2}=4.7 (\text{万歩})$四分位範囲は,$Q_3-Q_1=4.7-2.85=1.85 (\text{万歩})$ここで,$1.85 \times 1.5=2.775$より,外れ値の目安は,$2.85-2.775=0.075$より,$0.075$以下か,$4.7+2.775=7.475$より,$7.475$以上のデータである. ゆえに,7.5は外れ値となる. よって,箱ひげ図は次のようになる.
% 問題I5.1.4
次のデータは,ある学生が過去12ヶ月間に記録した月ごとの読書冊数である.このデータの箱ひげ図をかけ.ただし,外れ値がある場合は,外れ値を示して箱ひげ図をかけ.$$13,15,14,17,16,19,18,20,21,23,25,32(\text{冊})$$
% 解答I5.1.4
与えられたデータを小さい順に並べると,次のようになる.$$13,14,15,16,17,18,19,20,21,23,25,32$$したがって,{最大値}は32冊,{最小値}は13冊 {第1四分位数}は,$Q_1=\frac{15+16}{2}=15.5 (\text{冊})${第2四分位数(中央値)}は,$Q_2=\frac{18+19}{2}=18.5 (\text{冊})${第3四分位数}は,$Q_3=\frac{21+23}{2}=22 (\text{冊})$四分位範囲は,$Q_3-Q_1=22-15.5=6.5 (\text{冊})$ここで,$6.5 \times 1.5=9.75$より,外れ値の目安は,$15.5-9.75=5.75$より,$5.75$以下か,$22+9.75=31.75$より,$31.75$以上のデータである. ゆえに,32は外れ値となる. よって,箱ひげ図は次のようになる.