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【数学A】4章:数学と人間の活動(節末問題・章末問題)

【数学A】節末問題と章末問題4章,数学と人間の活動
【数学A】節末問題4章1節,約数と倍数
節末A4.1.1〜A4.1.5の解答
【数学A】節末問題4.1.1の解答
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節末A4.2.1〜A4.2.5の解答
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検索用コード(LaTeX)
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% 節末問題A4.1.1:(One More)★★
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正の約数の個数が12個である自然数のうち,最も小さい数を求めよ.

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% 節末問題A4.1.1の解答(One More)★★
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正の約数の個数が12個である自然数は,次の4つの場合がある.

(i) 素数$p$を用いて$p^{11}$と表されるとき

このような自然数のうち,最も小さい数は,$2^{11}=2048$

(ii) 2つの異なる素数$p,q$を用いて$p^5q$と表されるとき

このような自然数のうち,最も小さい数は,$2^5\cdot 3=96$

(iii) 2つの異なる素数$p,q$を用いて$p^3q^2$と表されるとき

このような自然数のうち,最も小さい数は,$2^3\cdot 3^2=72$

(iv) 3つの異なる素数$p,q,r$を用いて$p^2qr$と表されるとき

このような自然数のうち,最も小さい数は,$2^2\cdot 3\cdot 5=60$

(i)〜(iv)より,求める自然数は,60

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% 節末問題A4.1.2:(One More)★★
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$n!$について,末尾に0がちょうど4個並ぶような最小の自然数$n$を求めよ.

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% 節末問題A4.1.2の解答(One More)★★
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$n!$の末尾に並ぶ0の個数は,$n!$に含まれる因数10の個数に等しい.

また,$10=2\cdot 5$であり,$n!$に含まれる素因数5の個数は素因数2の個数より少ないので,因数10の個数は素因数5の個数に等しい.

よって,$n!$に含まれる素因数5の個数がちょうど4となるような自然数$n$のうち,最小のものが求める数となるから,

\[
5\times 4=20
\]

より,求める自然数$n$は,20

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% 節末問題A4.1.3:(One More)★★
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分数$\frac{144}{35},\frac{234}{55}$のいずれに掛けても積が自然数となるような分数のうち,最小のものを求めよ.

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% 節末問題A4.1.3の解答(One More)★★
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与えられた条件を満たす分数を$\frac{a}{b}(a,b$は互いに素な自然数)とすると,$a$は35と55の公倍数,$b$は144と234の公約数である.

したがって,$\frac{a}{b}$が最小となるには,35と55の最小公倍数を$a$,144と234の最大公約数を$b$とすればよい.

よって,$35=5\cdot 7,55=5\cdot 11,144=2^4\cdot 3^2,234=2\cdot 3^2\cdot 13$であるから,

\[
a=5\cdot 7\cdot 11=385,b=2\cdot 3^2=18
\]

とすると,求める最小値は,$\frac{385}{18}$

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% 節末問題A4.1.4:(One More)★★★
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すべての自然数$n$について,$n$と$n+1$は互いに素であることを証明せよ.

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% 節末問題A4.1.4の解答(One More)★★★
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$n$と$n+1$が互いに素ではないと仮定すると,$n$と$n+1$は共通の素数$p$を約数にもち,

\[
n=ap,n+1=bp
\]

とおける.ただし,$a,b$は自然数である.

このとき,

\[
(n+1)-n=bp-ap
\]

すなわち,$1=(b-a)p$

ここで,$b-a$は整数であるから,$p$は1の約数である.

これは$p$が素数であることに矛盾する.

よって,$n$と$n+1$は互いに素である.$\blacksquare$

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% 節末問題A4.1.5:(One More)★★★
%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%

$\frac{n}{196}$が1より小さい既約分数となるような正の整数$n$は全部で何個あるか.

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% 節末問題A4.1.5の解答(One More)★★★
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$n$は196と互いに素である195以下の正の整数である.$196=2^2\cdot 7^2$であるから,このような数は,1から195までの195個の自然数のうち,2または7の倍数を除いたものである.1から195までの自然数について,

2の倍数の個数は,$1\cdot 2,2\cdot 2,\ldots,97\cdot 2$の$97$個

7の倍数の個数は,$1\cdot 7,2\cdot 7,\ldots,27\cdot 7$の$27$個

14の倍数の個数は,$1\cdot 14,2\cdot 14,\ldots,13\cdot 14$の$13$個

よって,求める個数は,

\[
195-(97+27-13)=84(\text{個})
\]

%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%
% 節末問題A4.2.1:(One More)★★
%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%

120と168の最大公約数$g$を求め,$g=120m+168n$となる整数$m,n$の組を1つ求めよ.

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% 節末問題A4.2.1の解答(One More)★★
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120と168について,ユークリッドの互除法を用いる.

\[
\begin{array}{ll}
168=120\times 1+48\text{より,}&168-120\times 1=48\cdots(\mathrm{i})\\
120=48\times 2+24\text{より,}&120-48\times 2=24\cdots(\mathrm{ii})\\
48=24\times 2&
\end{array}
\]

よって,最大公約数$g$は,$g=24$

(ii)に(i)を代入すると,$120-(168-120\times 1)\times 2=24$より,$120\times 3-168\times 2=24$

よって,求める整数$m,n$の組の1つは,$(m,n)=(3,-2)$

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% 節末問題A4.2.2:(One More)★★★
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方程式$19x+53y=7$を満たす整数の組$(x,y)$の中で,$|x-y|$が最小となるものを求めよ.

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% 節末問題A4.2.2の解答(One More)★★★
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方程式$19x+53y=7\cdots(\mathrm{i})$の係数である$19$と$53$について,ユークリッドの互除法を用いる.

\[
\begin{array}{ll}
53=19\times 2+15\text{より,}&53-19\times 2=15\cdots(\mathrm{ii})\\
19=15\times 1+4\text{より,}&19-15\times 1=4\cdots(\mathrm{iii})\\
15=4\times 3+3\text{より,}&15-4\times 3=3\cdots(\mathrm{iv})\\
4=3\times 1+1\text{より,}&4-3\times 1=1\cdots(\mathrm{v})
\end{array}
\]

(v) に(iv)を代入すると,$4-(15-4\times 3)\times 1=1$より,

\[
4\times 4+15\times(-1)=1
\]

これに(iii)を代入すると,$(19-15\times 1)\times 4+15\times(-1)=1$より,

\[
19\times 4+15\times(-5)=1
\]

これに(ii)を代入すると,$19\times 4+(53-19\times 2)\times(-5)=1$より,

\[
53\times(-5)+19\times 14=1
\]

この両辺に$7$を掛け合わせると,$53\times(-35)+19\times 98=7\cdots(\mathrm{vi})$

$(\mathrm{i})-(\mathrm{vi})$より,$19(x-98)+53(y+35)=0$

したがって,$19(x-98)=-53(y+35)\cdots(\mathrm{vii})$

19と53は互いに素であるから,$x-98$は53の倍数となり,$k$を整数とすると,$x-98=53k$,すなわち,$x=53k+98$

これを(vii)に代入して整理すると,$y=-19k-35$

ゆえに,(i)を満たす整数の組$(x,y)$は,$\{\begin{array}{l}x=53k+98\\
y=-19k-35\end{array}(k\text{は整数})\cdots(\mathrm{viii})$

したがって,$|x-y|=|72k+133|$

これが最小となる$k$の値は,$k=-2$

よって,求める整数の組$(x,y)$は,(viii)より,$(x,y)=(-8,3)$

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% 節末問題A4.2.3:(One More)★★
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ある自然数から35を引いた数と,36を加えた数がともに平方数となった.このとき,その自然数を求めよ.

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% 節末問題A4.2.3の解答(One More)★★
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求める自然数を$n$とする.

$n$から35を引いた数,$n$に36を足した数はともに平方数となるから,

\[
n-35=p^2\cdots(\mathrm{i}),n+36=q^2\cdots(\mathrm{ii})
\]

とおける.ただし,$p,q$は自然数とする.

ここで,$n-35<n+36$より,$p^2<q^2$,すなわち,$p<q$

(ii)$-$(i)より,$q^2-p^2=71$

したがって,$(q+p)(q-p)=71$

$q+p>q-p>0$より,

\[
\{\begin{array}{l}q+p=71\\
q-p=1\end{array}
\]

これを解くと,$p=35,q=36$

ゆえに,(i)に代入すると,$n-35=35^2$

したがって,$n=1260$

よって,求める自然数は,$1260$

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% 節末問題A4.2.4:(One More)★★
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$n$を5以上の整数とする.

(1) 十進法で表された数$(n+1)^2$を$n$進法で表せ.

(2) 十進法で表された数$(2n-1)^2$を$n$進法で表したとき,$n$の位の数を求めよ.

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% 節末問題A4.2.4の解答(One More)★★
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(1) $(n+1)^2=n^2+2n+1=1\times n^2+2\times n+1=121_{(n)}$

(2)

\begin{align*}
(2n-1)^2&=4n^2-4n+1\\
&=3n^2+n^2-4n+1\\
&=3n^2+(n-4)n+1\\
&=3\times n^2+(n-4)\times n+1
\end{align*}

よって,$n$進法で表したときの$n$の位の数は,$n-4$

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% 節末問題A4.2.5:(One More)★★
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十進法の1440を$n$進法で表すと$10400_{(n)}$になった.$n$の値を求めよ.

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% 節末問題A4.2.5の解答(One More)★★
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$10400_{(n)}$を十進法で表すと,

\[
10400_{(n)}=1\times n^4+0\times n^3+4\times n^2+0\times n+0=n^4+4n^2
\]

これが1440と等しくなるので,$n^4+4n^2=1440$

したがって,$n^4+4n^2-1440=0$

ゆえに,

\[
(n^2+40)(n^2-36)=0
\]

よって,$n$は5以上の自然数であるから,$n=6$

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% 章末問題A4.1:(One More)★★★
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${}_{80}\mathrm{C}_{40}$が$2^n$で割り切れるとき,自然数$n$の最大値を求めよ.

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% 章末問題A4.1の解答(One More)★★★
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与えられた${}_{80}\mathrm{C}_{40}$は,${}_{80}\mathrm{C}_{40}=\frac{80!}{40!40!}$と表される.

1から40までの自然数について,

2の倍数は20個,4の倍数は10個,8の倍数は5個,

16の倍数は2個,32の倍数は1個

したがって,$40!$に含まれる因数2の個数は,

\[
20+10+5+2+1=38(\text{個})
\]

また,1から80までの自然数について,

2の倍数は40個,4の倍数は20個,8の倍数は10個,

16の倍数は5個,32の倍数は2個,64の倍数は1個

ゆえに,$80!$に含まれる因数2の個数は,

\[
40+20+10+5+2+1=78(\text{個})
\]

したがって,${}_{80}\mathrm{C}_{40}$に含まれる因数2の個数は,

\[
78-38\times 2=2(\text{個})
\]

よって,求める自然数$n$の最大値は,$n=2$

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% 章末問題A4.2:(One More)★★
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$n$を自然数とする.$n+4$は5の倍数であり,$n+9$は11の倍数である.このような自然数$n$で300より小さいものは何個あるか.

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% 章末問題A4.2の解答(One More)★★
%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%

$n+4,n+9$は,それぞれ$n+4=5k\cdots(\mathrm{i}),n+9=11l\cdots(\mathrm{ii})(k,l\text{は自然数})$とおける.

(ii)$-$(i)より,$5=11l-5k$

したがって,$11l=5(k+1)$

11と5は互いに素であるから,$l$は5の倍数である.

ゆえに,$l=5m(m\text{は自然数})$と表せる.

(ii)より,$n+9=11l=11\cdot 5m=55m$であるから,$n=55m-9$

したがって,$1\leqq n<300$より,$1\leqq 55m-9<300$であるから,

\[
\frac{10}{55}\leqq m<\frac{309}{55}
\]

$m$は自然数であるから,$1\leqq m\leqq 5$

よって,これを満たす自然数$m$は5個であるから,条件を満たす自然数$n$は,5個

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% 章末問題A4.3:(One More)★★★★
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(1) 2つの自然数$a$と$b(a>b)$が互いに素であるとき,$a$と$a-b$も互いに素であることを証明せよ.

(2) 504以下の自然数で,504と互いに素な自然数の個数を求めよ.

(3) 504以下の自然数で,504と互いに素な自然数の総和を求めよ.

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% 章末問題A4.3の解答(One More)★★★★
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(1) $a$と$a-b$が互いに素ではないと仮定すると,$a$と$a-b$はある素数$p$を約数にもち,$a=pm\cdots\text{(i)},a-b=pn\cdots\text{(ii)}$とおける.ただし,$m,n$は自然数とする.

$(\mathrm{i})-(\mathrm{ii})$より,$b=p(m-n)$

ここで,$m-n$は整数であるから,$p$は$b$の約数でもある.

したがって,$p$は$a$と$b$の公約数となり,これは$a$と$b$が互いに素であることに矛盾する.

よって,$a$と$a-b$は互いに素である.$\blacksquare$

(2) $504=2^3\times 3^2\times 7$であるから,504は素因数として$2,3,7$をもつ.

504以下の自然数について,

2の倍数は$252$個,3の倍数は$168$個,7の倍数は$72$個

6の倍数は$84$個,21の倍数は$24$個,14の倍数は$36$個,42の倍数は$12$個

したがって,504以下の自然数で,504と互いに素ではない自然数の個数は,

\[
252+168+72-84-24-36+12=360(\text{個})
\]

よって,504以下の自然数で,504と互いに素な自然数の個数は,

\[
504-360=144(\text{個})
\]

(3) 504以下の自然数で504と互いに素な自然数は,

\[
1,5,11,13,\ldots,491,493,499,503
\]

の計144個である.

ここで,(1)より,504以下の自然数の1つを$n$とすると,504と$n$が互いに素であるとき,$504-n$と504も互いに素である.

したがって,504以下の自然数で,504と互いに素な自然数は,和が504となる2つの数の組に分けることができ,その組の数は,

\[
144\div 2=72(\text{組})
\]

よって,504以下の自然数で,504と互いに素な自然数の総和は,

\[
504\times 72=36288
\]

%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%
% 章末問題A4.4:(One More)★★★
%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%

$x$についての2次方程式$x^2+2ax+2a-8=0$が異なる2つの整数解をもつような整数$a$の値を求めよ.

%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%
% 章末問題A4.4の解答(One More)★★★
%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%

与えられた2次方程式の判別式を$D$とすると,

\[
\frac{D}{4}=a^2-(2a-8)=a^2-2a+8=(a-1)^2+7
\]

したがって,この2次方程式は,$a$の値に関わらず,異なる$2$つの実数解をもつ.

この2次方程式の解は,
\[
x=-a\pm\sqrt{(a-1)^2+7}
\]

方程式が異なる2つの整数解をもつとき,$\sqrt{(a-1)^2+7}$は整数となるから,$\sqrt{(a-1)^2+7}=b$($b$は正の整数)とおける.

両辺を2乗して整理すると,
\[
(a-1)^2-b^2=-7
\]

ゆえに,
\[
\{(a-1)+b\}\{(a-1)-b\}=-7
\]

ここで,$b>0$より,$a-1+b>a-1-b$であるから,

\[
(a-1+b,a-1-b)=(7,-1),(1,-7)
\]

したがって,

\[
(a,b)=(4,4),(-2,4)
\]

よって,
\[
a=4,-2
\]

%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%
% 章末問題A4.5:(One More)★★★★
%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%

6の約数$1,2,3,6$の和は6の2倍になっている.このように,正の約数の和がその数の2倍に等しいとき,その数を完全数という.$p,q$を異なる素数として,次の問いに答えよ.

(1) $pq$の形の完全数をすべて求めよ.

(2) $p^2q$の形の完全数をすべて求めよ.

%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%
% 章末問題A4.5の解答(One More)★★★★
%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%

(1) $pq$の約数は,$1,p,q,pq$の4個であるから,$pq$が完全数であるための条件は,

\[
1+p+q+pq=2pq
\]

したがって,$(p-1)(q-1)=2$

ここで,$p\geqq 2,q\geqq 2$であるから,

\[
(p-1,q-1)=(1,2),(2,1)
\]

ゆえに,$(p,q)=(2,3),(3,2)$

よって,$pq$の形の完全数は,$6$

(2) $p^2q$の約数は,$1,p,q,p^2,pq,p^2q$の6個であるから,$p^2q$が完全数であるための条件は,

\[
1+p+q+p^2+pq+p^2q=2p^2q
\]

したがって,$(1+p+p^2)(1+q)=2p^2q\cdots(\mathrm{i})$

ここで,$1+p+p^2$は$p$で割り切れないから,$1+q$は$p$で割り切れる.

ゆえに,(i)を,

\[
(1+p+p^2)\frac{1+q}{p}=2pq
\]

と式変形すると,$1+p+p^2$は同様に$p$で割り切れないから,$\frac{1+q}{p}$は$p$で割り切れる.

また,(i)の両辺を$p^2$で割ると,

\[
(1+p+p^2)\frac{1+q}{p^2}=2q
\]

$1+p+p^2$は奇数であるから,$\frac{1+q}{p^2}$は2で割り切れる.

ゆえに,

\[
1+q=2p^2\cdot r(r\text{は整数})\cdots(\mathrm{ii})
\]

とおける.これを(i)に代入すると,

\[
(1+p+p^2)r=q\cdots(\mathrm{iii})
\]

ここで,$q$は素数であるから,$r=1$であり,(ii),(iii)に代入すると,

\[
1+q=2p^2,1+p+p^2=q
\]

これを解くと,$p=2,q=7$

よって,$p^2q$の形の完全数は,$28$

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